中国の程国平外務補佐官は17日、テヘランで開かれている核軍縮国際会議で講演し、核軍縮、核不拡散と核の平和利用などの問題における中国の原則的な立場を表明した。
程国平補佐官は、「中国はこれまで一貫して核兵器の全面禁止と徹底的な廃棄を主張し、終始一貫として、いかなる形による核軍備競争に参加せず、核の力を自国の安全ニーズの最低レベルにしている。当面、国際情勢の発展と変化は世界の核軍縮と核拡散防止に歴史的なチャンスを提供した。核兵器の全面的な禁止と徹底的な廃棄を実現させるには、国際的な核軍縮のプロセスを確実に推進させなければならない。中国はあらゆる国も『核拡散防止条約』が規定した義務を履行し、核兵器の保有を求めないことを公に約束することを主張する。同時に各国は核エネルギーの平和利用と国際協力の促進に全力をあげて行くべきだ。『核拡散防止条約』締結国の核エネルギーの平和利用の権益を尊重し、維持して行くべきだ」と述べた。
なお、程国平補佐官を初めとする中国代表団は17日午前テヘランを訪れたものである。
「中国国際放送局 日本語部」より2009年3月1日