東中国海の境界交渉はマラソン
近年、中国は海洋権益の面で複雑な情勢に直面しており、東中国海はまさに中日双方の長きにわたる争奪の焦点である。姜安氏から見ると、日本の東中国海の海底資源の調査、探査が加速するにつれ、中日両国が東中国海と関連する海域について共通認識に達するのはなかなか難しくなっており、東中国海をめぐる新たな確執がすでに始まっている。
これに関し、中日双方が排他的経済水域で異なる境界を引いているという関係は重大だ、と考える。相手に妥協すれば、3つの浙江省に相当する面積を失うことになる。そこに埋蔵する豊かな石油と天然ガス、さらには双方の戦略的利益関係と政治的利益にかかわる。従って、この問題を処理するに当たっては、双方は格別慎重である。中日両国の東中国海境界問題に関する交渉は、マラソン式になるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年8月13日