米紙:オバマ氏アジアの旅に終始「中国の影」

米紙:オバマ氏アジアの旅に終始「中国の影」。 オバマ米大統領は11月4日から14日にかけてアジア4カ国を訪問しているが、中国には立ち寄らない。しかし、オバマ氏の訪問先であるインド、日本、インドネシア、韓国のすべての地で、中国と中国経済、政治、軍事の台頭ははっきり、もしくはそれとなく議題に盛り込まれることになるだろう…

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発信時間: 2010-11-08 16:22:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米オンライン紙『クリスチャン・サイエンス・モニター』は、「オバマ氏のアジアの旅は中国に関することばかり」とする文章を掲載した。

オバマ米大統領は11月4日から14日にかけてアジア4カ国を訪問しているが、中国には立ち寄らない。しかし、オバマ氏の訪問先であるインド、日本、インドネシア、韓国のすべての地で、中国と中国経済、政治、軍事の台頭ははっきり、もしくはそれとなく議題に盛り込まれることになるだろう。

インドで、オバマ氏はインドが中国とパキスタンの関係強化を懸念していることを知り、米国とインドが両国の共同利益を協議しているときでも、中国の平和的台頭を無視することはできない。インドネシアでは、重要な貿易と戦略的な海上ルートで中国の海軍と海運の影響力が高まっていることについて討論する。韓国では、オバマ氏が中国の貿易と通貨操作の問題について語っても、韓国の指導者は中国が屈せず朝鮮を支援することに触れるだろう。日本では、経済から領土まですべての問題で、中国が日に日に強硬な態度を示していることが議論されるのは間違いない。

「オバマ氏の訪問先で行われる討論には毎回、中国が登場する」と、米ジョンズ・ホプキンス大学の中国問題専門家、デビット・ランプトン教授。

また、「これらの国が最も議論すべき内容は、米国経済と持続可能な発展の見通しだが、オバマ氏が会談する指導者の頭には振り切ることのできない問題がある。中国の持続的な拡大に伴い、米国は同地域で長期的に抑制し均衡をとることができるかという問題だ。これらの国は同地域がバランスをとる力を持つことを望んでいる。このような状況下で、これらの国は、米国が影響を与え続けることはできるか、米国はどのような役割を演じるかなどに目を向けるようになっている」と話す。

米国政府の官吏は、台頭している大国と強い協力関係を維持する考えを再度表明した。しかし同時に、大統領の今回のアジアの旅は、同地域の中国に対する懸念を緩和し、米国のトップとしての地位を維持する絶好の機会と見られている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年11月8日

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