胡主席、韓メディア取材で隣国関係現状など話す

胡主席、韓メディア取材で隣国関係現状など話す。 胡錦涛国家主席は9日、近く韓国で開かれる第5回20カ国・地域(G20)首脳会議への出席を前に、韓国メディアの共同取材(書面)に応じ、世界金融危機対策におけるG20の役割や将来の発展、世界金融危機対策と世界経済の回復推進における中国の貢献、中国とアジア隣国との関係、中韓関係の現状と今後の発展などについて、以下の通り質問に答えた…

タグ: G20 世界金融危機 日本 中韓関係

発信時間: 2010-11-11 13:32:17 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

■世界金融危機対策と世界経済の回復推進における中国の貢献について

2年前に発生した世界金融危機は、中国経済にも大きな打撃を与えた。突如訪れた厳しい試練を前に、中国は世界金融危機対策の包括的計画を速やかに打ち出し、かつ全面的に実施して、経済成長の下落基調を効果的に転換させた。今年に入り中国は、マクロコントロールを的確に強化・改善し、経済成長パターンの転換と経済構造の調整を加速し、著しい成果を上げた。最大の発展途上国であり世界の主要経済体である中国が、自国経済の安定と発展を維持すること自体が、世界経済の回復推進への重要な貢献だ。

中国は同時に、世界金融危機対策の国際協力にも積極的に参与している。2008年11月にワシントンで開かれた第1回G20首脳会議で、中国は決意を固め、困難を共に乗り越えると共に、全面性・均衡性・漸進性・実効性の原則に照らして国際金融システムを改革することを世界各国に呼びかけた。これらの主張は国際社会から高く評価された。これまで各回のG20首脳会議で、中国はG20を世界金融危機対策と国際経済協力促進の主たる場とすべく各国と共に努力し、国際金融機関改革の具体的な進展を促した。中国は巨大な圧力に直面しながらも、人民元相場の基本的安定を保ち、かつ主体性、制御可能性、漸進性の原則に照らして人民元相場改革を着実に推し進めてきた。中国は国際通貨基金(IMF)に500億ドルを増資し、国際金融公社(IFC)の貿易融資計画に参与し、地域開発銀行による融資業務を支持し、関係国・地域に通貨スワップ、融資提供、債務免除、関税減免などさまざまな支援を提供してきた。世界経済の回復に中国が重要な貢献を果たしたことは事実が物語っている。

現在、世界経済は緩やかに回復しつつあるが、その脆弱性と不均衡性がさらに顕在化しており、先行きは楽観できない。このような状況の下、各国は的確に責任を担い、自国に存在する問題と勇敢に向き合い、国際協力を堅持して、溝を適切に処理すべきだ。中国は自国の事をしっかりと行うべく尽力する。自らの問題の責任を他者に帰すことはしない。中国は引き続き、心を一つに協力する精神を発揚し、G20各国と共にG20ソウル首脳会議を成功させ、世界経済の力強く、持続可能で、均衡的な成長を積極的に促していく。

■ソウル首脳会議で新興市場国やアジアの特色をどう反映させるかについて

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