ネットに流出した「アリハント号」の写真
ロシア軍事工業関係ネットサイトの12月8日の記事によると、インドのベルマ海軍参謀長はメディアの取材で、戦略的弾道ミサイルを搭載したインド初の国産原子力潜水艦「アリハント号」が2011年末か2012年の年始には運用が開始されると発表した。
専門家によれば、インドがこの度、潜水艦の開発を進めた主な目的は、インド洋を脅かす敵の抑圧である。特に中国を牽制していると言う。
しかし、参謀長は「アリハント」号の構造の詳細とどのようなミサイルを装備しているのかは明らかにしていない。
情報によると、「アリハント」号は12発のK-15弾道ミサイルを装備しており、去年の11月に進水している。研究開発にはロシアの大きなバックアップがあったという。インドの国防関係者は試験運転には約2年を要すると述べた。
「アリハント」号の排水量は6000トン、潜水艦には高濃度ウランを原料とする80兆ワットの原子炉が備わっている。武器はK-15弾道ミサイルのほかに、魚雷と通常のミサイルも一定量搭載されている。潜水艦の先端にはUSHUSが開発した水中音波を用いて探知、捜索が可能なソナーシステム、末端には配列型の曳航ソナーシステムが装備されている。
確かに、中国がインド洋海域で軍事力を強化したことへの不安感は、インドが国産で潜水艦を造るのに十分な理由になったと言える。現在、中国海軍は3種類の原子力潜水艦を保有しており、なかには大陸間核弾道ミサイルを装備しているものもある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年12月10日