資料写真:解放軍
英国の週刊誌「The Economist」に12月2日日付で掲載された文章の題名は『第四の現代化』、以下その抜粋。
記事によれば、中国は自身の費用負担に問題のない「非対称」武器の開発に力を入れているという。この伝統に反した戦略により、解放軍における進捗状況は、その推測が難しくなっている。西方世論の見解にも、かなりのばらつきが見られ、軍事アナリスト達は、米国の西太平洋での海上支配権の脅威となる恐れがあるとし警戒心を強める一方で、西側の中国防衛専門家達はこれらの情報を鼻であしらっている。
解放軍の三つの現代化
一つ目は、中国はすでに、ペンタゴンにより「世界で最も有効的な地上発射ミサイル及び巡航ミサイル事業」と称されたプロジェクトを立ち上げ、更に対艦弾道ミサイルの開発をも進めていることである。
二つ目は、中国は潜水艦部隊に改造、拡大編制を行っていること。これらの艦隊は現在、中国南部の海岸からほど近い場所に新しく建設された海南島基地に寄港することができる。中国は潜水艦を約66隻所有しているが、米国はそれより性能の優れた潜水艦を71隻所有している。豪Kokoda Foundationによれば、中国は2030年までに潜水艦を85~100隻に拡大する見込みであるという。
三つ目は中国が注目するいわゆる「情報化」である。センサーや通信系統を利用して電子戦を行おうとしている。衛生や視程外距離レーダー、無人探査機、水中陳列センサーを合わせて使用することで、中国は太平洋の遠方で起っている状況をつぶさに把握することができる。
また、中国は長年対衛星武器にも力を注いできた。中国のハッカーたちもずっと忙しくしている。カナダの研究員は、1300台近いコンピューターが巻き込まれたインターネット経由のスパイ情報網が、すでに政府の情報システムに侵入したことを発見、その大部分のパソコンの所在地は中国であるという。
評論家の様々な疑問