資料写真:ロシアの爆撃機「ツポレフ95」
日本の自衛隊統合幕僚監部は16日、ロシアの爆撃機「ツポレフ95」2機が日本海と太平洋海域上空でパトロール飛行し、北方四島(ロシア名・南千島群島)を通過したと発表した。
ロシア軍機が日本本土近くで飛行活動を行ったと自衛隊が発表したのは2月に入って2回目。これに対応するため、同日、自衛隊の戦闘機が緊急発進した。
日本とロシアの北方領土問題が激しさを増すなか、日本の菅直人首相や前原誠司外相はこの問題について強硬な態度をとっている。一方のロシア側も南千島群島の軍事力とインフラを強化すると発表した。
クリル諸島(千島列島)はカムチャツカ半島と北海道の間に位置し、歯舞、色丹、国後、択捉の4島を日本は北方四島と呼んでいる。長年、日本とロシアはこの4島の帰属に関する問題で争っている。
昨年11月12日にも、ロシアの爆撃機「ツポレフ95」2機が日本本土近くを飛行。その時の飛行ルートも北方四島上空を通過した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年2月17日