■社会的関心の高い問題が問責の取っ掛かりに
北京版問責規則は、世論からの反響が大きい重要問題について、問責決定機関または紀律検査監察機関、組織・人事部門は幹部管理権限に則って真剣に事実を確かめ、問責すべきと判断した場合は規定の手続きに則って問責に着手すべきだと定めている。
解説:北京版問責規則は問責の取っ掛かりとなる情報源を拡大し、社会からの監督を指導者問責の仕組みに取り込んだ。これによって大衆は事実上、問責手続きを始め、問責権を行使する重要な構成員となった。
■問責と党紀律処分は別
北京版問責規則は、党・政府指導幹部への問責を党・行政紀律処分や刑事処罰の代替としてはならないと定めている。
解説:党・政府指導幹部への問責実施と党・行政紀律処分は同じではない。党・政府指導幹部に対しては問責と同時に紀律責任も追及し、規定に則り党・行政紀律処分を課す必要がある。犯罪の疑いがある場合は、法的に処理するため司法機関に移送しなければならない。
「人民網日本語版」2011年3月24日