25年前のチェルノブイリの放射能漏れ事故の発生後、放射線汚染は長期にわたって西欧の多くの国に影響を与えた。これは、放射線汚染は国境を越え、放射能漏れ事故が決して一国の「国内の出来事」でなく、隠したり、遅れた対応をしてはいけないことを示している。日本の国民も、世界のその他の国の国民も、福島の上空が長い間にわたって放射能雲に覆われることなど当然望んでいない。
日本の菅首相は、「日本は第二次世界大戦以来最悪の危機に直面している」と述べた。ここ数日も、日本でまた2回の強い地震があった。震災の深刻さに世界が注目、同情し、中国を含む国際社会は全力で大量の人的援助や物資を提供している。
危機に直面した際に世界の知恵を集め、力を合わせることは、災害の状況を一刻も早く和らげる有効な方法だ。国際原子力機構(IAEA)の国際協力を進めるにせよ、多くの国や機関の原子力問題の専門家と直接協力するにせよ、日本側はより柔軟かつ積極的な姿勢で取り組み、世界が協力して危機に対処できる環境を作るべきである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年4月13日