(7) ロボット「タロン」
機関銃を搭載できる戦闘ロボット
米フォスター・ミラー社が開発した遠隔操縦ロボット「TALON(タロン)」は対テロ戦争で大活躍した。米軍は3000以上のタロンを導入し、偵察や爆弾処理などにあたらせた。タロンはさらに、「SWORDS(スオード)」と呼ばれる戦闘ロボットにレベルアップし、武器を搭載して戦闘に参加できるようになった。07年、機関銃「M249」3台を搭載したスオードがイラクでの戦闘に参加したが、引き金を引くことはなかった。現在、米軍は「ロボットが殺人を犯していいのか」という道徳的な議論から、スオード計画への資金援助をストップしている。