◆ステルス性と超音速巡航を兼ね備えた戦闘機 対抗は極めて困難
技術が成熟し生産に入れば、J-20にアジア太平洋の「ゲームのルールを変える」資格があるのは間違いない。
ステルス性と超音速巡航の性能を兼ね備えていることから、J-20は米国とそのアジア太平洋の盟友が使っているレーダーでは発見できない。現実的に、アジアの防空システムのほとんどは「退役」することになる。もう一点考慮しなければならない重要な点は、J-20が大型戦闘機であるということだ。燃料効率の高い亜音速で飛行した場合、空中給油機の支援がなくても約1000海里先の目標まで到達できる。
中国の東海岸にある空軍基地から離陸して、途中で給油せずに中国の「第二列島線」一帯の大多数の目標に軽々と到達することができる。
ステルス性と超音速巡航の能力を兼ね備えた航空機に対する、米国とその盟友の対抗策は非常に限られている。「F-22Aラプター」を大量配備すると同時に、対ステルスレーダーを開発するしかない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年5月11日