日本がアフリカ東部に軍事基地建設、真の狙いは

日本がアフリカ東部に軍事基地建設、真の狙いは。 09年、日本とアフリカの一角にある小国・ジブチは、紅海とアデン湾がクロスする場所に軍事基地を建設する協定に調印した。主要プロジェクトは11年5月にスタートし、建設費は4000万米ドル。プロジェクト責任者である海上自衛隊北川敬三2等海佐は「これはアフリカで唯一の日本の軍事基地であり、第2次大戦終結後、海外に建設する初めての軍事基地でもある」と強調…

タグ: ジブチ 軍事基地 ソマリア 海域 米国

発信時間: 2011-07-05 14:27:04 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

軍事やエネルギーの要衝となったジブチが多くの国々を引き付けている

ジブチを選択した5大理由

08年からソマリア周辺の海域で海賊がはびこり、往来する船舶の脅威となった。米国は世界金融危機が発生し、加えてアフガン・イラク情勢が不安定になったことから、紅海・アデン湾地域に大規模な軍事部隊を派遣することができなくなり、日本がアフリカの一角でより積極的な役割を果たすよう促した。日本は、ソマリアの海賊を取締まる過程で、軍事基地が緊急に必要となり、P-3C哨戒機が安全任務を執行するための場所を設けると言明した。その後、日本は軍事専門家グループを派遣。イエメンやオマーン、ケニア、ジブチを訪れ、軍事基地建設の可能性について協議した。

日本は最終的にジブチを選択。その理由は主に以下による。第1に、地理的に優位性がある。ちょうどエルマンデブ海峡とアデン湾の間に位置し、アジアのアラビア半島とアフリカの一角をつないでおり、海上交通の要衝となっている。第2に、イエメンやケニア、オマーンに比べ、国は小さく人が少ない。面積はわずか2.3平方キロ、人口は90万未満、政策の柔軟性は強く、政局は相対的に安定している。第3に、国内の大半が荒れ果てた砂漠であり、軍事演習に適している。第4に、アラブ国家に属し、イスラム国家にも属しているが、国内の反西側意識は比較的低い。近代以来、一貫してフランスの軍事基地(現在2900人が駐留)を抱えており、米日仏は同国で比較的良好な軍事交流関係を維持している。第5に、経済的に立ち遅れ、世界最貧国の1つであり、西側大国の軍事基地は現地に就業の機会をもたらす。基地租借料は同国の総収入の20%前後を占める。

大戦後初の海外軍事基地

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