日本海軍「信濃」
6.最も短命だった空母 日本海軍「信濃」
「信濃」は基準排水量6万2000トン、全長266メートル、1944年11月に完成し、服役期間は10日だった。
1944年11月、米軍の爆撃機B-29が東京上空に現れ、20時頃、落水したパイロットを救助しようとしていた米軍の潜水艦「アーチャーフィッシュ」は「信濃」を見つけ、追撃を開始した。1分も経たないうちに、1本目の魚雷が右舷に命中、その後の3本も命中し、阿部艦長を含む乗員1435人が船体と共に海に沈んだ。6年の月日をかけ、多大な心血を注いで造られたこの空母は、ミサイルを発射することも、艦載機が離着陸することもなく海の藻屑と化した。
7.服役期間が最も長い空母 インド「ヴィラート」