日本の右翼、震災後に台頭 領土問題で国民感情を刺激

日本の右翼、震災後に台頭 領土問題で国民感情を刺激。 現在、多くの右翼勢力が日本人の消極的な心理をついて、自らを世を救う名医であるかのごとく見せ、苦境にある祖国の救済をスローガンに、日本の政治と社会を全面的に右翼化しようとしている。その本来の目的は、人心の奮起などではなく、日本に再び軍国主義の道を歩ませることにある…

タグ: 右翼 若年 軍国主義 領土 民族主義

発信時間: 2011-08-12 16:37:05 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

◇領土問題で国民感情を刺激

東京の街に集まって、釣魚島の「主権」を主張する日本の右翼勢力(2011年5月)

東京の街に集まって、釣魚島の「主権」を主張する日本の右翼勢力(2011年5月)

この2年間、日本の右翼勢力はまた矛先を領土主権問題に向け、国内の民族感情を刺激することで政治目的を果たそうとしている。昨年9月、釣魚島(日本名・尖閣諸島)沖で中日船舶が衝突する事件があった後、日本国内の右翼団体は「島争奪」を取りざたし、周辺国との領土問題を大げさに騒ぎ立て、「わずかな土地でも必ず勝ち取る」概念を国民に植え付けた。右翼分子はまた、周辺国と争う領土問題を教科書に盛り込もうとしていた。

趙研究員によると、領土問題が大きく取りざたされた背後には、民間の右翼や保守的な政治家の存在があるという。多くは、この二派が手を組んでいる。草の根の右翼はタカ派の政治家の「急先鋒」となり、政治家の政策主張を通すための世論づくりを行っている。

◇マスクを変えても、本性は変わらない

右翼団体はいろいろなマスクを人に見せるが、常に民族主義を扇動する「急先鋒」とナロードニキ主義を吹聴する「推進補助器」であることに変わりない。その思想体系は戦前の右翼の思想を継承し、天皇主義を宣揚、侵略戦争を否定するとともに、強大な軍事力の建設を主張、「大和民族優秀論」を吹聴している。

 

現在、多くの右翼勢力が日本人の消極的な心理をついて、自らを世を救う名医であるかのごとく見せ、苦境にある祖国の救済をスローガンに、日本の政治と社会を全面的に右翼化しようとしている。その本来の目的は、人心の奮起などではなく、日本に再び軍国主義の道を歩ませることにある。こうしたやり方は間違いなく日本の前途を破滅に追いやる。国力が衰退している時はより寛容にすべてを開放し受け入れてこそ、世界の同情と尊重を勝ち得ることができる。でなければ、世界に取り残されてしまう。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年8月12日

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