米「中国の軍事力に関する報告」の5つの憂慮は非常識

米「中国の軍事力に関する報告」の5つの憂慮は非常識。 米軍の憂慮はまったく非常識だとし、「どの国の軍事力も国の外交活動の大きな後ろ盾となり、問題を解決する能力がなければならない。でなければ軍隊は存在する必要がない。さらに多くの説明は必要ない」と強調した…

タグ: 米国 軍事力 年次報告書 中国

発信時間: 2011-08-26 16:45:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

◇時宜に合わない3つの点

羅氏はまた、このほど米国防総省が発表した報告には3つの時宜に合わない点があるという。

一つは、時代の特徴に合わない。現在は平和的発展の時代であるが、この報告は冷戦の産物といえる。米国は冷戦時代、毎年ソ連の軍事力に関する報告を発表していた。ソ連崩壊後はそれを中国に転嫁しただけで、報告は冷戦思想を基調としている。

2つ目は、中米関係に確立されている原則に合わない。中国は「尊重、相互信頼、対等、互恵」を両軍関係の基本原則とし、米側と両軍の相互信頼を増進する方法を模索しようとしているが、今回の報告は相互の不信を煽るとともに、中国を尊重していないということで、事実、中国の内政と国防発展に対する手荒い干渉でもある。また対等ではない。中国はこれまで米国の軍事力の発展に関して無責任な評価・報告をしたことはない。

3つ目は、中米関係回復の雰囲気にふさわしくない。今週訪中を終えたばかりのバイデン米副大統領は訪問中、中米関係は「なにより重要」と表明、米国防総省がこの時期にこのような報告を発表するのは、中米関係「回復」の雰囲気にふさわしくない。中米関係の発展は双方の努力が必要で、中米関係が「なにより重要」というなら、口先だけではなく行動で示さなければならない。米側のこの報告はどう見ても友好的な態度とはいえないだろう。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年8月26日

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