日本は米国と対空ミサイルシステム「SeaRAM」の購入契約を取り交わした。「SeaRAM」は現役ヘリコプター搭載空母「ひゅうが」の発展型駆逐艦「22DDH」に配備される。海外メディアが伝えた。
第二次世界大戦中、日本は航空母艦を保有していたが、戦後、法的規制により、海上自衛隊は空母を配備できなくなった。近年、日本はヘリ搭載駆逐艦の大型化を図っている。「22DDH」は排水量24000トン、全長248メートルで、14機のヘリを搭載可能。その排水量は、英国、スペイン、イタリアの小型空母を凌ぐ。日本はヘリ搭載駆逐艦に名を借りて、ヘリ搭載空母を建造するのではないかとの声もある。
◇F-35B戦闘機搭載可能
「22DDH」が完成すれば、日本の海上軍事力が大幅に高まるのだろうか?尹卓海軍少将は、「完成すれば、日本の遠隔地への兵力投入能力が大幅に高まる。防空力が備われば、南中国海だけでなく、インド洋まで日本の艦隊は容易に到達できる」と話す。
西側メディアの報告によると、日本は現在、「F-35B」導入問題について直接米国と交渉しているという。F-35Bはおそらく最初に「22DDH」に搭載されるだろう。「22DDH」は明らかに小型空母だ。平甲板はF-35Bのような戦闘機が直接甲板から垂直離着陸可能なことを意味する。
「22DDH」の格納庫も非常に大きい。格納庫の高さ、広さはF-35Bを多数収容できるようになっている。
構造からみても、排水量からみても、多くのメディアが伝えているように、日本は小型空母を建造しようとしている。
◇日本の安全保障、中米露の三大国に板ばさみ