新米国防長官のアジア歴訪、各地で中国に言及

新米国防長官のアジア歴訪、各地で中国に言及。 米国のパネッタ国防長官は 21~28日の日程でインドネシア、日本、韓国歴訪を続けている。パネッタ国防長官のアジア訪問は今回が初めて。中国の軍事近代化から「南中国海問題」など、各訪問先で中国に言及。中国を訪問せずに中国に対して呼びかける「おかしな言動」に首をかしげたくなる…

タグ: 米国 アジア 歴訪 返り咲き 太平洋 中国

発信時間: 2011-10-28 13:16:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

上海環太国際戦略研究センターの郭隆隆主任によると、「アジアの盟友を頼りに中国を牽制する」という米国の考えは現実的ではない。米国の盟友は一枚岩ではない上、米国との協力も慎重になっている。日韓では米軍の駐屯に対する抗議デモがあり、フィリピンでも米軍との合同軍事演習に反対する声があるという。郭主任は、アジア太平洋への返り咲きは米国にとって「もろ刃の剣」だと指摘。アジア太平洋は問題が集中する地域で、米国がうまく処理すれば利益を守れるが、うまく処理できなければ自ら災いを招き、自らの利益にまで影響する可能性が高い。

米国のアジア太平洋戦略に対して、中国は冷静に対応するよう多くの専門家が呼びかける。国際問題に詳しい金灿栄氏は、「米国の攻めに対し、中国は泰山のようにどっしりと構えなければならない。米国の攻めは、戦略上弱い立場にあるということだ。米国は現在下り坂にあり、中国は上り坂にある。こうした状況にあって米国は地位を守ろうとする心理が働く。大切なのは中国が確たる自信を持つことだ。時間は中国のほうにある。ミスさえ犯さなければ、未来はわれわれのものだ」と語る。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年10月28日

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