第二次世界大戦時の主な相手国として、日米両国は互いに傷を負わせあって今に至っている。米国は毎年、真珠湾攻撃の記念式典を行い、日本も毎年広島の原爆投下事件を忘れない。米国は日本に永遠の追随者であることを望み、日本の拡大は望んでいない。日本も当然永遠に米国の後ろについて歩きたいとは思っていない。だから日本は今回の軍事演習で、自衛隊員の表情をいたずらに浪費しただけに終わっている。
今回の軍事演習で、日本が軍事的手段を外交面で活用しようと力を入れていることがわかる。9月27日、日本とフィリピンは共同声明を発表し、日本がフィリピン沿岸警備隊の訓練に協力することを明らかにした。このほか、日本は韓国、インドともそれぞれ共同軍事演習を予定している。この動きは日本がこれまでの経済外交から更に対外的な活動において軍事的要素の比重を高めていることを暗示している。そして、軍事、安全、政治の総合的運用の色彩を更に強調し、大国として、もしくは日本が言うところの「正常な国家」の地位へ上ろうとしている。しかも、よく知られているように、日本がいうところの「正常な国家」は海外派兵を制限している日本憲法に違反することも含まれている。
戦力アップ示す日本の大規模演習 海自が米太平洋艦隊を抜く可能性
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年11月14日