アジア太平洋の米駐留軍、大幅調整の理由

アジア太平洋の米駐留軍、大幅調整の理由。 在日米軍は「司令部要員」を中心とする一部の戦闘部隊と重要要員約8000人を沖縄米軍基地からグアムに移転する。明らかに米軍は、戦略の重点をアジア太平洋に移転するのに力を入れ、同地域の国々も米軍の戦略重点移転への適応を迫られるだろう…

タグ: アジア太平洋 米軍 駐留軍 日本 沖縄

発信時間: 2011-11-18 15:03:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

◇今後のアジア太平洋の軍事戦略構造にどんな影響があるか?

明らかに米軍は、戦略の重点をアジア太平洋に移転するのに力を入れ、同地域の国々も米軍の戦略重点移転への適応を迫られるだろう。

また、米軍は2つの相当深刻な苦しい状態にある。1つは、軍事技術の発展にともない、米軍の前衛的な軍事配備は大きな重圧に曝されており、重圧の拡大を避けるため、米軍の軍事調整は今後も継続すること。2つ目は、海外駐留軍は米国のイメージと外交に負の影響を与えている。長年、米国はアジア太平洋地域、とくに日本、韓国に駐留しているが、その不当な行為が米軍のイメージに悪い影響をもたらし、地元住民から憎まれている。こうした情況にあって、米国は苦しい状態を解決しないわけにはいかなくなっている。駐留軍の削減によって問題は解決できるが、米国からすればそれは不可能な話で、そこで「東の壁をばらして、西の壁に補う」ことにした。日本駐留軍の調整はこの部分の圧力を軽減するかもしれないが、米軍が豪州に駐留しても同じような問題に直面するだろう。まだ米軍は進駐していないが、地元住民や政治団体がすでに反対の声をあげている。

もっと長期的に考えると、一つの大国が大規模な海外駐留軍を維持することへの問題は、経済、政治、外交などの各分野において今後益々増えるだろう。米国が今後、海外に大規模な駐留軍を維持し続けるのは厳しいだろう。シンガポールの「海峡時報」を引用すると、米国が世界の覇権を維持するにはすでに力が不足している。(軍事評論家 陳虎氏)

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年11月18日

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