朝鮮は「戦略的なワナ」を認識 表面的な反応のみ
ところが、韓国の今回の挑発行為に対し、朝鮮側は過激な行動に出ていない。朝鮮側は文章を発表し、韓国軍の行為は全民族の平和の願望に背くものだと批判しただけだ。
尹卓少将は、韓国の行動が「戦略的なワナ」だと考えたためではないかと見ている。
米国は朝鮮半島で1つの口実を見つけ、朝鮮半島で軍事発展を進めるうえでの主導権を完全に獲得したい考えだ。そのため、朝鮮は批判するだけにとどまり、民衆を団結させ、心を一つにしようとした。しかし、朝鮮が韓国に過激な軍事行動をとれば、朝鮮は相応の反撃を受けるが、このような反撃は割に合わない。朝鮮側は砲弾を数発打ち、相手側は数十発、数百発のミサイルを打つことになる可能性が非常に高い。
朝鮮半島情勢は維持 韓朝の実弾を使った再衝突ない