南アフリカ・ダーバンで行われていた第17回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP17)は11日朝に閉幕した。同日未明の最後の全体会議で中国代表団の解振華団長(国家発展改革委員会副主任)は怒りを込めて先進国を大声で叱責し、多くの代表から拍手喝采を浴びた。「新京報」が伝えた。
解代表は約束の履行を拒み、逆に途上国に圧力を加える一部先進国のやり方を強烈に批判。「一部の国について、われわれは何を言うのかではなく、何をするのかを見ている。彼らはすでに約束をしたのに、実行せず、約束を果たさず、本当の行動を起こしていない」と指摘した。
解代表は徐々に声音を強め、畳み掛けるように詰問した。「率先して大幅に排出を削減すると言ったが、削減したのか?途上国に資金と技術を提供すると言ったが、提供したのか?20年も言い続け、まだ約束を果たしていない。われわれは発展途上国だ。われわれは発展しなければならない、貧困を撲滅しなければならない、環境を保護しなければならない、やるべきことは全てやった、われわれはすでにやったのだ。あなた達はまだやっていない。この場でこうした道理をこちらに説くどんな資格があるのだ?!」
解代表の発言が終るや、たちまち会場から熱烈な歓声と拍手が沸き起こった。
「人民網日本語版」2011年12月12日