米日の対朝迎撃ミサイル体制に潜む狙い

米日の対朝迎撃ミサイル体制に潜む狙い。 日本と朝鮮の衛星から生じた「もめごと」は表面上は中国とあまり関係ないことのようであるが、実際には日本のこうした動きは米日軍事同盟下の共同迎撃ミサイル体制が中国のすぐそこまで来ていることを示唆している。米日の海上迎撃ミサイル構築の動きに、中国は警戒する必要がある…

タグ: 朝鮮 衛星 光明星3号 迎撃 ミサイル 核大国 

発信時間: 2012-03-26 16:01:46 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

◆日米の迎撃システムに警戒を

資料写真:日本が打ち上げるスタンダードSM-3迎撃ミサイル

日本が朝鮮のロケットを墜落させたいと宣言したことは非常に重視すべきことで、日米両国の迎撃ミサイル体制の初歩的形成を示している。これに今後韓国が入れば、米国が西太平洋で約10隻のイージス艦からなる海上迎撃体制を構築することが可能となる。艦船1隻の迎撃ミサイル半径が500キロと計算すると、10隻の艦船がカバーする範囲の広さは想像に難くない。これほど大規模な作戦体制が朝鮮だけに念頭をおいているとすれば少々大げさだ。

核大国であるロシアは米国の欧州での迎撃ミサイルシステム配備に強く反対し、様々な手段を講じている。一方、中国の核開発に対する態度は一貫してかなり慎重で、核兵器庫の規模は米国やロシアに到底及ばない。こうした情況の中、米日の西太平洋における積極的な海上迎撃ミサイル構築の動きに、中国は警戒する必要がある。

ある専門家は、可能な情況であれば、中国は東北アジア及び西太平洋の迎撃ミサイル問題に関する会談をいち早く米国と行って関連制度を確立し、大国の戦略的バランスが崩れる局面を回避するべきだと指摘する。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年3月26日

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