中国財政部農業司の張岩松副司長は18日、2012年版『農村緑書』発表会において、「中央財政予算では、2012年の農業・農村の発展関連の資金投下額は約1兆2300億元に達し、2011年より17.9%増加し、増加幅は中央財政予算の歳入総額と歳出総額の伸び率を上回っている」と述べた。20日付中国証券報が伝えた。
張岩松司長によると、当面中央財政は主に次の四つの面から農業・農村の発展を支援する。
(一)農業インフラ施設の整備と農業科学技術の進歩関連の支援を強化することによって、農産物の効果的な供給と質の安全を確保する。
(二)新たに多様なルートを創出し、農民の収入増加を図る。農民への直接補助金支給の強化、農業インフラ施設整備における国負担分の引き上げなどを通して農業の生産コストを軽減すると同時に、貧困者支援開発事業を強化する。
(三)農村社会事業の発展をバックアップする。農村公共福祉制度と社会保障制度の確立・健全化を支援し、都市・農村の基本的公共サービスの均等化を促進する。
(四)農村関連改革の深化に力を入れ、農業・農村の科学的発展にプラスとなる体制・メカニズムを構築する。
(新華網日本語)より 2012年4月22日