日本の月刊誌「軍事研究」最新号は、「中国の海空戦力に対抗するには、日本は以下の具体的な仕事をしっかり行わなければならない」と指摘する、元海上自衛隊司令官・海将五味睦佳氏の一文を掲載した。『環球日報』が伝えた。
資料写真:日本の潜水艇
1.潜水艇戦力を拡充する
中国の潜水艇に対処するには、質と量の2つの面から日本の潜水艇の戦力を増強しなければならない。現在の情勢について言えば、少なくとも通常潜水艇の数を倍増する目標を実現することが必要である。同時に、通常潜水艇の速度や性能、機動力の面における不足を補充するには、日本も原子力潜水艦建造の能力を持つ必要があり、その前に、米軍の原子力潜水艦を購入あるいは借用することも考慮してもよい。
2.攻撃能力を強化する
日本は航空母艦に対する中距離弾道ミサイルや巡航ミサイルを持たなければならず、そのため、米国のトマホーク・ミサイルをできるだけ早く購入し、速やかに装備する必要がある。一旦、この種のミサイルを装備すれば、中国のミサイル発射基地に極めて大きな脅威となる。
3.対潜能力を高める
対潜作戦を効果的に実施するには、沖縄ライン、バーシー海峡および南中国海から外洋に入る出口に対潜障壁を講じる必要がある。中国の潜水艇に対処するため、海上自衛隊はさらに対潜哨戒機と連携するとともに、多用途巡視機の開発を引き続き加速しなければならない。