<国際化、都市化、文化、創新化>
10年間に中国が発揮したチャイナパワーは、今後、国際化、都市化、文化、創新化の「四化」に反映されていくと考えられます。例えば、中国企業の海外進出注2としての国際化、民生向上の舞台となる都市化、中国ソフトパワー発揮のための中国文化、そして、ポスト「改革」となるであろう「創新」、即ち、「改革開放」路線から「創新開放」路線へと引き継がれるということです。
(財)国際貿易投資研究所(ITI) チーフエコノミスト 江原規由
1950年生まれ。1975年、東京外国語大学卒業、日本貿易振興会(ジェトロ)に入る。香港大学研修、日中経済協会、ジェトロ・バンコクセンター駐在などを経て、1993年、ジェトロ大連事務所を設立、初代所長に就任。1998年、大連市旅順名誉市民を授与される。ジェトロ北京センター所長、海外調査部主任調査研究員。2010年上海万博日本館館長をを務めた。
「人民中国インターネット版」より 2012年8月9日