◇試験機から無人攻撃機へ
無人攻撃機は過去10年間で高度発展を実現した。2001年のアフガニスタン紛争に参戦したRQ-1Bは単なる試験機で、旧式の偵察用無人機に武器を搭載しただけだ。しかし現在のMQ-9は、RQ-1Bをベースに研究開発した専門的な無人攻撃機で、効果的な改造と作戦能力の強化を行なった。無人攻撃機はアフガニスタン紛争とイラク戦争の作戦環境下で高い性能を見せ、かつ兵士が死亡することもないため、米軍は無人攻撃機の調達および地上の遠隔操作拠点の建設を急いでいる。米軍はまた必要不可欠な無人機の地上操作員の育成を行なっており、無人攻撃機の使用効率と作戦効果を高めている。さらには有人機の一部のパイロットを、地上の遠隔操作拠点内の操作員にしている。