安倍氏が総理大臣に就任すると、閣僚の初の外遊先にミャンマーが選ばれた。日本は中国包囲に向け、中国西南部から攻勢に出ている。中国はミャンマーで敗退を続けており、中国の西南地区の安全が今後脅かされ続けるだろう。1月5日付香港紙『東方日報』が伝えた。
日本の副総理・財務省・金融担当相の麻生太郎氏はミャンマーを訪問し、両国の経済・貿易等の協力関係を強化することを表明し、工業・司法・投資・文化・体育・電力・教育・医療・ヤンゴン市の交通インフラ等の提携について協議した。麻生氏はまた、日本がミャンマーと共同開発するティラワ経済特区を視察した。麻生氏は今回多くの課題を抱えてミャンマーを訪問している。一つ目の課題は日本のミャンマーに対する大規模投資で、中国からの産業移転の準備をしている。二つ目の課題は安倍氏のミャンマー訪問前の下準備で、日本・ミャンマーの戦略的パートナーシップを強化する。麻生氏の訪問はまさに一石二鳥の効果を生み、念入りな心配りと言える。
軍政府による統治期間、ミャンマーは中国の「裏庭」とも呼べる存在だった。中国はかつて、ミャンマー最大の海外投資家であった。しかしテイン・セイン大統領が米国への歩み寄りを決めると、中国の対ミャンマー三大投資プロジェクトに二つの問題が生じた。一つ目は36億ドルを投じたミッソンダムの開発中止、二つ目は10億ドルを投じた銅山の開発中止だ。ミャンマー軍の戦闘機はこのほど、カチン武装勢力への攻撃を口実に中国の国境内に侵入し、雲南省の民家を爆撃している。