中国の将来的な原子力空母の想像図
米国防総省は5月6日に、2013年度の中国軍事力・防衛発展報告書を発表した。同報告書は中国の空軍・海軍の拡大を重点的に説明した他に、中日の釣魚島問題に関する動向と態度について、初めて多くのページを使い説明した。また、中国海軍の発展についても分析した。
2014年に就役する旅洋III型駆逐艦は中国海軍初の多用途垂直発射システムを搭載しており、艦対艦巡航ミサイル、艦対地巡航ミサイル、艦対空ミサイル、対潜水艦魚雷を発射できる。中国は12隻以上の旅洋III(052D)型駆逐艦を建造しており、現在の旅大級駆逐艦の後継艦にしようとしている。中国は現在も江凱II(054A)型ミサイル護衛艦の建造とアップグレードを継続しており、現時点で12隻が就役しており、さらに6隻以上が建造中だ。これらの新型駆逐艦・護衛艦は、中国海軍がアップグレード中の、一部海域における防空能力を示している。これは人民解放軍の地上から離陸する航空機の航続距離を上回る、遠洋海域における行動能力を引き上げる。
中国海軍は陸から離れた遠距離攻撃が可能な多目的プラットフォームの発展に取り組んでいる。先ほど就役した空母「遼寧艦」の他に、中国は一連の旅洋III(052D)型駆逐艦、江凱II(054A)型護衛艦、江島(056)コルベットの建造に着手している。中国はさらに5年内に、新型の081型ヘリコプター強襲揚陸艦の建造を開始し、15年内に複数の空母を建造する可能性がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年5月7日