「米国の対中コンゲージメント(封鎖的介入)戦略は間違いである」と米経済誌『フォーブス』は指摘し、「釣魚島をめぐる対立は、もっと大きな問題の兆候に過ぎない。米日関係については、根本的に間違っている部分がいくつか存在し、すなわち『米日同盟』がそうである。オバマ大統領の第一任期期間中、ひいては彼が大統領になる以前から、米国のアジア(とりわけ中国)に対する政策には間違いが生じていた。米政府は封じ込め政策(コンテインメント)と、関与政策(エンゲージメント)という2つの政策を合成して『コンゲージメント』という新語をつくった。即ち、経済的に中国へ関与する一方、戦略的には封じ込めるというものである。多くの人が指摘するように、『コンゲージメント』戦略には矛盾が多く、理論的にも、実践においても袋小路に陥りやすい」との見方を示した。
しかしながら、この度のきな臭い軍事報告書には疑問を感じずに入られない。前出の呉主任は7日、『環球時報』に対し、「米国が『中国脅威論』を吹聴するムードにある中、軍事関係と交流を含めた中米関係に影響が及ぶ可能性がある。更に大きな損失は、これにより中国の米国に対する不信感が高まったということである」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年5月8日