例えば米陸軍の第4機械化歩兵師団はデジタル化改造により、総兵力を約13%、戦車・装甲車・自走砲などの武器を15%削減した。その一方で師団に所属するヘリ部隊と無人偵察機を追加し、制御可能な戦場の面積を2倍に拡大した。
米軍は以前ならば3つの師団を出動させなければ、敵国の防御状態の1つの師団を撃退できなかったが、現在は1つのデジタル化師団で勝利を収めることができる。デジタル化部隊の戦闘力は、同規模の通常部隊の3倍に相当するといっても過言ではない。
文匯報は、「今回の軍事演習で、中国軍はデジタル化合成営、特殊作戦営、陸軍航空兵などをレッドチームとし、機械化歩兵旅団のブルーチームに対抗し、デジタル化部隊の少数精鋭の優勢を示す」と報じた。
陳氏は、「デジタル化合成営は中国軍の唯一無二のハイテク部隊だ。演習で兵力が上の通常部隊と対抗するのは、小よく大を制する能力を確認するためだ」と指摘した。
陳氏は、「中国がデジタル化部隊の建設に着手してから長年が経過しており、このほど練兵場で姿を現したことは、すでに部隊を形成できる状態になったことを意味する。また長年の改造により、中国軍のデジタル化部隊の兵士に配備される武器装備も、より成熟化するはずだ」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年6月27日