日本の英字誌ザ・ディプロマットは9月14日、「中国国営メディアの最近の一連の報道によると、中国の多用途ジェット艦載戦闘機J-15が、すでに大規模生産段階に入った」と伝えた。同記事の内容は下記の通り。
J-15のプロトタイプ機は、2009年8月に初飛行を実施した。中国は昨年11月、中国人民解放軍空軍の一名のパイロットがJ-15の試験機を操縦し、中国の空母で初の離着艦を実施したと発表した。2013年に入ってから、中国人民解放軍海軍はJ-15による離着艦訓練を継続的に実施している。
中国メディアの大半の報道は開口一番、「多くの敏感な軍事アナリストは、このほど中国中央テレビ(CCTV)の画面に姿を現しているJ-15がねずみ色に塗装され、実験と設計改良のみに用いられた黄色の1−5機目と対照的であることに気づいている」と指摘している。これらの報道は、「戦闘機に塗装を施すという新たな動きを受け、軍事アナリストはJ-15が大規模生産に入ったのではないかと憶測している」と続けている。