マレーシア航空機撃墜事件、世論をめぐる攻防戦に まずは真相解明を

マレーシア航空機撃墜事件、世論をめぐる攻防戦に まずは真相解明を。

タグ: マレーシア航空機撃墜 ロシア ウクライナ

発信時間: 2014-07-21 16:01:41 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

マレーシア航空機撃墜は政治的には筋が通らず、誤爆の可能性が高い。誤爆を生んだのはウクライナ国内の混乱である。もしも故意の仕業だとすれば、次の二つの条件を満たしていなければならない。一つは、事件を起こした側が、真相が明るみにならず永遠の未解決事件となることを確信していること。もう一つは、この悲劇の発生によって一方が政治的な利益を得ることだ。

だが最終的に最も説得力を持つのは事実の真相である。民間機の撃墜は、世界中の飛行機利用者にとって命にかかわる脅威であり、事件の公正な調査を世界各国が望んでいる。調査過程は、いかなる政治的な利益からも独立していなければならず、政治を超えたものでなければならない。真相をはっきりと調査し、これを公としなければならない。

我々の世界は疑いなく、高度に政治化されたものと言える。政治的な熱狂はしばしば革命の情熱として肯定される。西側諸国は、国際世論における「ポリティカル・コレクトネス」の形成に成功しており、西側の利益に協力しなかったり、協力が十分でなかったりする勢力は、国際世論において逆境に立たされることとなる。こうした勢力はよほど気をつけていなければ、西側メディアを筆頭とした反対の声に飲み込まれてしまう。

マレーシア航空機の撃墜は大きな悲劇であった。事件の世論は現在、三つの方向に展開している。第一に、事件そのものをめぐる展開。第二に、この事件を理由としたウクライナ情勢の是非をめぐる展開。第三に、ロシアと西側諸国の関係悪化に影響された展開。第一の世論は現在、後者二つの世論によって覆い隠されつつあり、事件の調査の妨げの一つとなっている。

我々は、マレーシア航空事件の真相解明が事実と技術の面から正しく行われることを強く求める。人々が必要としているのは真相であり、地政学的なゲームではない。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年7月21日

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