劉氏は、「日本メディアのこの手の報道には、米国を引き込み中国に対抗しようとする、強い傾向が存在する。確率の低い出来事をもっともらしく伝えているが、これには裏の目的があるため、罠にかかってはならない」と注意を促した。
別の米軍戦略に詳しい中国軍事専門家は、日本メディアの報道を疑問視し、でまかせにすぎないと判断している。同氏は、「米軍高官の公聴会における発言は正式なものであり、仮想敵国を名指しにした作戦計画を明かすことは普通ない。米軍は近年の作戦計画の中で、ほとんど中国本土を直接攻撃目標にしておらず、一部の敏感な地域にレッドラインを引くに留まっている。また、このレッドラインは海上に引かれることが多い。敵国がこのレッドラインを越えた場合、米国は一連の攻撃手段を講じるが、仮に攻撃するとしても海・空軍の精密な攻撃が選択され、海兵隊とは何ら関わりがない。米国は兵士の近距離戦への投入に、非常に慎重な態度を持っている」と分析した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年7月31日