(10)国と国との関係を処理するには、平和共存五原則が最良の方式である。
国と国との関係を処理するには、平和共存五原則(▽領土主権の尊重▽対外不侵略▽内政不干渉▽平等互恵▽平和的共存)が最良の方式である。覇権主義と強権政治に断固反対してこそ、平和共存五原則を守ることができる。世界各国が相互関係において平和共存五原則を守ってこそ、国際情勢は緩和され、世界平和を守ることができる。
これは、1984年10月31日にミャンマーのサンユ大統領と会談した鄧小平氏の発言のポイントだ。この発言は、「平和的共存の原則は強大な生命力を持っている」としてまとめられた。国際情勢の緩和と世界平和を守ることのバランスとは、表面的には平和的に見えても、その内部には緊張をはらむという平和的共存の実質を反映している。(編集MA)