オーストラリアは25日に2016年度の国防白書を発表し、戦略の重心を中国に置くと率直に語った。
これについて中国外交部(外務省)の華春瑩報道官は25日の定例記者会見で「オーストラリア側が中国の発展と戦略の意図を正しく受け止める事を希望する」と表明した。
華報道官は「オーストラリア側は白書で各分野で中国との協力関係を積極的に強化する意向を表明した。中国側はこれを歓迎する。オーストラリア側が積極的な姿勢表明を対中関係と各分野の協力発展の確かな措置に変えることを希望する。同時に、中国側はオーストラリア側が新たに発表した国防白書で南中国海や中国の軍事力整備に関する面でネガティブな発言もしていることに留意している」と指摘。
「われわれはこれを重大に注視し、不満も表明する。これらの問題における中国側の立場は非常に明確だ。様々な二国間、公の場でわれわれはオーストラリア側に立場を伝えてきた。われわれはオーストラリア側が中国の発展と戦略の意図を前向きに受け止め、実際の行動によって中国側と共に努力し、相互信頼を強化し、地域の安定・発展を共に維持することを希望する」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年2月26日