原発プロジェクト「華竜一号」の発電ユニットのドーム型の天井がクレーンを用いて装着された壮大な光景は、海外のソーシャルメディアでも話題を呼んだ。
国産大型旅客機C919の最終組み立て現場を見学したロシア人記者は、「これはすごい」「これも見て」と驚きの声を上げた。
ますます多くの中国の革新成果が世界を驚嘆させている。
2年前の2016年5月30日、習近平総書記は「科技三会」(全国科技革新大会、両院院士大会、中国科学技術協会第9回全国代表大会)で、「総合的に判断して、中国はすでに、重要な影響力を持った科学技術大国になったと言える」と述べた。
それから2年後の5月28日、両院院士大会が開かれた。ここ2年で、中国の科学技術革新のレベルは、世界の第一グループへの歩みを加速すると同時に、世界への影響と恩恵を加速した。
▽賛嘆の声続々
海外のソーシャルメディアではここ数日、中国から来た情報が幅広く転載され、コメントを受けている。
5月23日、中国が独自に開発した第3世代原発技術「華竜一号」の防城港原発3号ユニットが、ドーム型の天井の上方からの装着を行った。重要なのは、防城港の「華竜一号」原発プロジェクトが、英国で将来的に建設される「華竜一号」プロジェクトの参考となる原発だということだ。
中国の原発技術の英国への輸出は、多くの外国人にとっては思いもよらないことだった。米国核工業部門のシニアオペレータを務めるブライアン・ニコラス氏はツイッターで「中国がここまで来れたのは本当に驚くべきことだ」とコメントしている。
中国の原発技術が進出するのは英国だけではない。統計によると、中国はすでに、アルゼンチンやケニア、ブラジルなど20近くの国から協力の意向を取り付けている。
中国の科学技術の進歩の速度は、多くの外国人を驚かせている。
2017年5月に初飛行した後、今までに国内外で800機を超える受注を獲得した国産大型旅客機C919はこの一年、世界を驚嘆させてきた。
上海にあるC919生産拠点では、ロシアのテレビ局RTの国際チャンネルの記者、Emily Siuさんは「これはすごい」「これも見て」と驚きの声を繰り返していた。
C919は、38.9メートルの全長と35.8メートルの翼幅だけでなく、逆推力装置の設計や能動制御技術などの102件の主要技術でのブレークスルーで注目を集めた。
量子通信では、中国はすでに世界をリードしている。2017年6月、中国人科学者は米サイエンス誌で、中国が世界で初めて1千キロメートル級の量子もつれ配送を実現したと報告した。
この知らせに対し、カナダのカルガリー大学の物理学者のWolfgang Tittel氏は、「中国の研究チームによる結果に驚いた。自分としては、量子衛星の打ち上げ後、どのような結果が得られるのか、これを用いて技術のブレークスルーを実現できるのかは不確定だと考えていた」と述べた。
5月26日、中国量子通信の最新情報が伝わってきた。「2018中国国際ビッグデータ産業博覧会」の開幕式で、中国科学院の潘建偉院士は、北京とオーストリア・ウィーンの間での大陸間量子通信実験をすでに実現したと語った。
中国は近年、C919が実現した「中国の高度」、高速鉄道「復興号」がたたき出した「中国の速度」、北斗衛星ナビゲーションシステムが示した「中国の精度」、「海燕」(水中グライダー)「潜竜」(無人探査機)「深海勇士」(有人潜水艇)による「中国の深度」など、一連の革新成果で世界を震撼(しんかん)させている。
ドイツの経済ニュースサイトは「中国政府は革新を大いに奨励しており、デジタル産業の次の世界のリーダーは中国から現れるだろう」と論じた。
元世界銀行エコノミストでケニア人学者のムワンジ・ワジラ氏(姆旺吉・瓦吉拉からの音訳)は「中国は近年、科学技術の分野で世界を驚かせる成果を次々と上げ、多くの先端科学を掌握した世界のリーダーとなりつつある」と語った。