中国の革新成果、世界各地に恩恵及ぼす

中国の革新成果、世界各地に恩恵及ぼす。

タグ:科学技術 博覧会 海洋漁業

発信時間:2018-06-02 09:22:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


▽海外に恩恵


 「タイは雨が多い。雨天でも観測可能な衛星は作れませんか?」 2005年、タイのシリントーン王女はこの問いがきっかけで、中国科学院の李徳仁院士と友人になった。


 李院士は当時、「できますよ。レーダー衛星を作れば雲の層を突き抜けることができます」とはっきり答えた。


 シリントーン王女は喜び、中国とタイの衛星事業での協力のため、タイ科学技術相をすぐに訪中させた。


 中国の北斗衛星測位システムはすでにタイに導入され、タイのスマート交通や海洋漁業などの分野で役割を発揮している。


 北斗システムの発展計画によると、中国は2020年までに、世界一流の北斗グローバルシステムを完成させ、世界にサービスを提供するようになる。


 李院士は「中国は、革新と追い上げ、追い越しを一歩一歩着実に進め、より多くの核心技術を自らの手中に収めていかなければならない」と語る。


 中国の科学技術の大きな成果は、その中核技術を拠り所として海外進出を加速している。


 ケニアでは現在、モンバサ-ナイロビ鉄道に乗れば、午後2時30分にケニアの首都ナイロビを出発すれば、午後7時20分には480キロ離れたモンバサに着いてしまう。


 現地の多くの人々は、一年前の5月31日、ケニアのケニヤッタ大統領が全身赤い衣装で、モンバサ駅のプラットホームに集まった人々の中で、自ら巨大な国旗を振り、モンバサ-ナイロビ鉄道を走る最初の貨物列車を見送った姿を覚えているだろう。感動したケニヤッタ大統領は同日、ツイッターで11本のメッセージを連発し、この重要な歴史的できごとを記録した。中国の建設チームは2年半で、ケニア国民の一世紀以来の鉄道の夢をかなえた。


 モンバサ-ナイロビ鉄道は、中国が初めて、国内の鉄道標準全体を海外に輸出したもの。中国はすでに、独自の完全な知的財産権と世界の先端水準を備えた高速鉄道技術体系を形成している。この技術を拠り所とし、中国の高速鉄道はすでに、世界の100を超える国・地域に販売されている。


 次世代情報技術も高度化を加速し、中国が世界とつながる紐帯となっている。


 マレーシアのクアラルンプール空港にある国際物流ハブ「eHub」では、運搬ロボットが、人工知能を使ったアルゴリズムのガイドの下、商品棚の正確な運搬を行っている。通れる空間は狭いが、スピーディーに移動し、互いにぶつかることはない。これらのロボットの作業效率は人力の3倍に達する。


 マレーシアのこの物流ハブは、中国が海外に構築した初の大型物流ハブ。ここでは中国物流大手の菜鳥が東南アジア初のスマート倉庫を設立し、科学技術によって駆動される新物流時代を切り開いた。


 中国のクラウドコンピューティング技術も海外進出を加速している。4月23日、騰訊雲(テンセントクラウド)のタイデータセンターが正式に開業した。タイ現地と周辺地域に、クラウドコンピューティングやビッグデータ、人工知能の製品や技術を地元から提供する。同月には、アリクラウドがトルコ市場に進出した。エラスティックコンピューティングやデータベースサービス、ビッグデータなどの一連の製品を現地に提供する。


 インディペンデント・ニュース・パキスタン社の中国業務総監Javed Akhtar氏は、中国による革新型国家の建設や重大科学技術の革新の推進は、発展途上国にとって重要な参考となるとした。また中国の科学技術革新は、世界の科学技術の進歩を推進し、各国の国民に恵みをもたらすものだとした。


 米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、中国は輝かしい歴史の再現に努め、科学技術の革新で世界の頂点に返り咲こうとしていると論じた。


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