「香港のイノベーションには大湾区が不可欠」
香港新一代文化協会の蘇祉祺総幹事は記者に、「香港のイノベーションには大湾区が不可欠で、香港だけでは飛躍できない」と話した。蘇氏によると、香港の産業は早くから空洞化しており、イノベーションの産業チェーンが欠けているという。深セン市を始めとする大湾区はイノベーションの雰囲気が濃厚で、産業チェーンが整っており、土地が広く人件費と土地使用料が割安だ。そのため大湾区と協力を強化することで、香港は初めて科学技術イノベーションの高速列車に便乗し、新たな発展チャンスを手にすることができるというのだ。
劉贇氏も「大半の香港の学生は以前、就職を重視し金融や貿易業に注目していた。しかし大湾区の発展、科学研究資金援助の増加に伴い、香港の学生にはより成熟したイノベーションの意識が備わる。イノベーション分野を選択した場合の将来性も高まる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年11月2日