責任感と自信の表れ
最近イタリアの少女が描いた絵が感動を呼んでいる。その絵には、中国とイタリアの医療従事者が一緒にイタリアの地図を持ち上げる姿が描かれている。
新型コロナウイルスの感染拡大が世界的に深刻になる中、中国の医療チームは各国に応援に駆けつけている。イタリアの街頭には中国国歌「義勇軍行進曲」が鳴り響き、「Grazie Cina(ありがとう中国)」と叫ぶ人々、セルビアではヴチッチ大統領自ら中国の医療チームを空港で出迎え、「肘タッチ」であいさつ――。その真情の発露の一幕一幕が、人類運命共同体の理念を実践する中国への世界からの共鳴といえるだろう。
ウイルスは人類共通の敵だ。感染拡大後、中国は人類運命共同体の理念に基づき、オープンで透明かつ責任ある態度で、迅速に感染情報を公開し、感染症の予防・治療の経験を共有した。現時点で中国は82カ国・地域、世界保健機関(WHO)などに支援提供を発表、多くの国や国際組織と公衆衛生の専門家によるテレビ会議を行っている。政府から民間、物資援助から技術協力に至るまで、協力を惜しまない中国の気持ちと責任感を示してきた。
この2カ月、海外の要人との電話や手紙のやり取り、会談などを通じて、中国の指導者は常に国際社会に向け、感染対策における中国側の確固たる信念、国内の感染症に打ち勝とうとする中国の人々の決意、国際的な感染対策のための大国としての責任と貢献などを伝えてきた。「我々はいち早く全面的、徹底的に感染症に打ち勝つ努力をし、各国に感染対策において自信を持ってもらう」「中国側は感染症が世界的範囲で拡散・蔓延するのを防ぐために更なる貢献をしていく」。
中国の行動について、ロシアのプーチン大統領は「中国は感染が拡がる国に迅速に援助の手を差し伸べ、国際社会に良き模範を樹立している」と称賛。WHOや各国の要人も「中国は国内の感染拡大を有効にコントロールしただけでなく、世界のために貴重な時間を稼ぎ、世界の人々の健康と安全のために重要な貢献をした」と積極的に評価している。