運命共同、危機をきっかけに団結
ジュネーブでは「夜9時の喝采」が地元住民の毎日の日課になっている。市民はバルコニーや窓の前で、感染症と闘う医療関係者に敬意を表して喝采を送る。WHOのテドロス事務局長はソーシャルメディアで、「なんて感動的なことだ!ジュネーブの夜の喝采は、一致団結してこそ新型コロナウイルスに打ち勝てることを証明している」と感慨深く語った。
各国の人々の命をおびやかす疫病に打ち勝つには、団結こそが最も有力な武器になる。世界的な難題に直面すればするほど、共に立ち向かい、共に圧力を動力に変え、危機を活力に変える必要がある。20カ国・地域(G20)は「G20新型コロナウイルスに関する声明」を発表し、一致団結を呼びかける強いメッセージを出した。中国側は、引き続きG20など多くのメカニズムを通じて国際社会と協力し、心を一つに感染症と闘う意向を示している。
ウイルスは一時的に人々の通常の交流を遮断したが、世界中の人々の心の交流までは遮れない。イタリアやブラジルでは、ソーシャルメディアで「バルコニー音楽会」という活動が始まり、喝采で自信を鼓舞し、音楽で活気を広げている。
陽光が眩しいのはいつも風雨が去った後――。国際社会が共通認識を持ち、一致団結すれば、世界戦「疫」の勝利は、それほど遥か先のことではないだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年3月23日