焦点三:無症状感染者をどう割り出し管理するか?
専門家によれば、湖北省武漢市の無症状感染者は主に、(1)感染者との濃厚接触者(2)病院を受診した一般患者(3)操業再開した一部の企業が行った検査(4)武漢市から市外に出た人――から見つかった。
無症状感染者が見つかった場合、どういう措置で対応するべきか?
李氏によると、各医療衛生機関が無症状感染者を発見した場合、2時間以内にネット上に報告、県・区級の疾病予防抑制センターはその報告を受け、24時間以内に該当者の個別調査を行う必要がある。
無症状感染者については、感染者と同じく厳格な措置をとり、その後の管理・隔離・医学観察はいずれも非常に厳格なものだという。無症状感染者は14日間の集中医学観察を行い、症状が出た場合、指定の病院で治療を行い、感染者と直ちに訂正。PCR検査で2回陰性になれば集中医療観察が解除され、2週間の経過観察が行われ、2週間後と4週間後に指定病院で再検査を受ける。無症状感染者の濃厚接触者も14日間の集中医学観察をする必要がある。
焦点四:市民はどう意識し、どう防護すべきか?
無症状感染者に対する一部のパニックについて童氏は「無症状感染者は感染者の濃厚接触者に最も多く、感染者に接触していなければ一般的には感染することはないためパニックになることはない」と指摘。
李氏は「感染リスクに気を付ける意識を持つ必要はあるが、過度に心配する必要はない。周囲に無症状感染者がいるかどうかわからない状況で最も重要なのは個人の防護をしっかりすること」とアドバイス。
症状がなく、感染者との接触が疑われない一般人はPCR検査の必要はない。一般人への大規模な検査は不可能であり、その必要もない。市民がするべきは個人の防護をしっかり行い、よい衛生習慣を身につけ、栄養と休養をしっかりとり、免疫力を高めることと専門家はいう。
また、正しい防護の仕方も非常に重要で、手でマスクの表面を触った後に目をこすったり無意識の行動、悪い習慣にも注意が必要だという。李氏は「個人の防護をしっかり意識的に行う一方で、正しい防護の仕方を知る必要がある」と注意を促す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年4月14日