民主党は上院で1議席上回るだけで、下院での優勢も限定的だ。仮に民主党が来年、上下院の支配権を同時に失った場合、バイデン政権の速やかなレームダック化は笑い草レベルの失敗になる。そのため民主党政権は中国に圧力をかける前政権のほぼすべての政策を継承し、それをさらにエスカレートさせている。
ウイルス発生源特定は米政府にとって絶好のチャンスだ。どのみちすぐには明らかにできず、米国が何を言おうとも「正しい」ということにできるのだから。
米国がかき集める西側の価値観に基づく集団は現在、極めて強い攻撃性を持ち、傲慢で理にかなっていない。彼らはこの世界から基本的な道義と規則を失わせ、かつ弁論の可能性を失わせている。公平と正義の座標が彼らによって破壊され、善悪の基準が彼らによって書き換えられている。米国はよく「パワーと地位」に基づき中国と対話すると言いふらしているが、実際には米国の現在の「パワーと地位」は相対的に最も弱い。彼らは「パワーと地位」という概念についても勝手に定義づけている。
米国は自国の感染関連データで全世界をリードしているが、依然として感染対策面で上から目線になっている。これは恥知らずだからで、そのため米政府は天下無敵だ。対立する議題をめぐり米国と対話するならば、中国は彼らに説く理はすでになく、世界にのみ理を説き、米国には強硬に対応するしかないことを理解する必要がある。
我々は強硬な米国に強硬に対応する決意と能力を示し、断固たる姿勢で米国側の鼻息をそぐべきだ。中米の難しい議題を取り扱うバイデン政権の実際の能力はトランプ政権を大きく下回っている。彼らが握っている資源もすでに4年前に遠く及ばず、バイデン氏個人の決定力もトランプ氏を下回っている。ウイルス発生源特定のような議題をめぐり、我々は米政府に強硬な態度を示すべきだ。何を言おうと無駄にさせ、全世界に彼らを笑い草にさせ、間違った対中政策のため犠牲を払うのを見させるのだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年7月26日