2月20日の夜、五輪聖火がゆっくりと消え、2022年北京冬季五輪は滞りなく幕を閉じた。国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は閉会式で、今回の北京冬季五輪について「真に比類なき冬季大会」と評価し、オリンピックファミリーを代表して「温かくもてなしてくれた」ホスト国である中国・北京に心からの謝意を示した。中国国家体育場(通称「鳥の巣」)の上空で輝いた花火は歴史に刻まれ、北京冬季五輪が生み出した貴重な歴史遺産は、国際的なオリンピック・ムーブメントに大きな影響を与え続けるだろう。
北京冬季五輪は、オリンピック精神を見事に実践し、鮮やかな解釈を示した。世界の五大陸のさまざまな国から集結した、肌の色や人種・信仰の異なる2800人余りの若いアスリートは、16日間の大会期間中に、力の限り闘う姿・勇気・信念・涙で世界に多くの興奮と感動を与えた。そして「連帯、友愛、卓越性の追求」のオリンピック精神を生き生きと示し、「より速く、より高く、より強く、共に」という五輪のモットーを行動で実践、オリンピック・バリューを広く伝えた。
北京冬季五輪は、人類運命共同体の理念を見事に実践した。2022年北京冬季五輪は、人類運命共同体の構築促進を最終目標・未来図としている。「共に未来へ」というスローガンは、「2つの大局」を見渡す高い視座から、人類運命共同体の理念とオリンピック・バリューの本質的なつながりに着目し、2022年北京冬季五輪のビジョンを正確に解釈したものだ。
「共に未来へ」は、「平和・連帯・尊重・協力」というオリンピック・バリューを伝承・発揚するだけでなく、「共商、共建、共享」(共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う)というグローバルガバナンスを実践するものだ。これは人類運命共同体の理念によりオリンピック・バリューが豊かに発展することを体現しており、北京冬季五輪が国際的なオリンピックムーブメントに残した永遠の精神的レガシーでもある。「共に未来へ」は、「連帯」と「未来」に注目し、世界中の平和を愛する人々と手を取り合い、より良い明日を目指したいという中国の人々の願いを表し、百年に一度の大きな変わり目における人類の信頼と希望を伝える。また「共に未来へ」というスローガンのもと、中国の人々は内なる精神の力を結集し、中華民族の偉大なる復興に向け共に奮闘するに違いない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年2月27日