南翔小籠饅頭は、南翔小籠包(いわゆるショーロンポーである)とも呼ばれる。上海南翔鎮の伝統的な食べ物である。100年以上の歴史を持つ。皮は薄く、餡とスープがぎっしりと詰め込まれている。その美味しさで国内外を問わず人気を集めている。南翔小籠饅頭の餡は、豚のあし肉をミンチ状にして、葱やにんにくは入れないで、生姜を粉状にしたもの、豚肉の皮、塩、醤油、砂糖、水を少しだけ加えて作る。皮は発酵させずに作る。50グラムの小麦粉で8個分になる。100グラムでちょうどセイロ一つ分になる。蒸し終わった小籠饅頭は、こぶりながらも精巧な作り、形は塔に似て、半ば透き通っていて美しい。一口かじれば口いっぱいに美味しさが広がる。食べる時には、生姜の細切りや香酢を調味料としたり、錦糸卵のスープを一緒にいただくと更に味わいが良くなる。餡の材料は季節によって変えることもできる。初夏だったら海老を入れたり、秋には蟹・蟹みそを入れる。豫園市場で売られている南翔饅頭は豫園名物の一つである。
「チャイナネット」2007年12月18日