陽光海岸はその名の通り、日の出を望む絶好のスポット。山の上にあったホテルの多くが取り壊されてしまったため、山上に泊まって日の出を拝むのは贅沢なことになってしまった。もちろん、大自然の美景を体感するためにテントをかついで山に登る旅行者もいる。
陽光海岸の主な景観は樹林である。無数の樹木が天然の酸素バーとなって、観光客を引き付けている。5月にはツツジが辺り一面に咲き誇り、花の色は赤から深紅、そして紫へと変わる。このとき、三清山は色とりどりの炎を燃え上がらせる。
三清山には中国の中亜熱帯の主要な植生が生育する。また、華東トガサワラ、南方ツガ、南方イチイなどの珍しい植物群落があり、古木や絶滅危惧種も多く生存している。現在のところ、高等植物が2373種、野生動物が1728種確認されており、そのうち、国家重点保護植物は33種、国家重点保護野生動物は57種におよぶ。