テロ事件発生後の14日と15日、多くの中国人ツアー客がパリの観光を続けた。パリのラファイエット百貨店は14日午前のオープンと同時に、多くの中国人客を集めた。しかしパリの警察当局の通知を受け、百貨店は治安強化のため午後に店を閉じた。凱旋門やルーブル美術館の近くで記念撮影し、観光を楽しんだ中国人客は15日、環球時報に対して、「パリは想像されているほど恐ろしくはなく、街頭も観光地もすべて平常通りだ。時おり軍人や警察官を目にし、強い安心感を得ることができる」と話した。ある女性は、「テロリストの襲撃地点はいずれもパリ東部で、中国人客が好む凱旋門、ノートルダム大聖堂、エッフェル塔から遠く離れている」と述べた。彼らはパリで2日間しか滞在しないため、貴重な時間を浪費したくないという。
オンライン旅行会社の携程旅行網の頓継東高級マネージャーは15日、環球時報に対して、「団体によって状況が異なり、添乗員と観光客が相談しパリを観光するかを決めている。一部の団体は直ちにフランスを離れるよう求めているが、メンバー全員のサインがなければ、代わりの目的地に向かうことができない。パリで観光を続けている団体客は、テロ事件が発生した11区や18区などを訪れていない」と話した。