浙江省工業大学経済貿易学院院長の程恵芳代表は、少し変わった建議書を起草した。それは男性職員にも「産休」制度を設けるというものだ。程恵芳代表は「男女平等の実現のために」と言い、こう説明する。
中国の労働法では、女性は男性と同様の権利を有し、女性に適するすべての就業ポストについて、雇用側は性別を理由に採用拒否あるいは採用基準を引き上げてはいけないと規定しているが、現実には女性差別の現象は依然として存在し、場合によってはかなり深刻である。
「一部の会社が女性をあまり採用したがらないのは、女性が産休や育児をしなければならないからです。すでに働いている女性でも、産休が仕事に影響すると心配して、あえて子供を生まない人もいます」
男性の「産休」制度は、男性も女性と同じように子育てを担うことが求められ、就業や仕事上での男女平等が実現するだけでなく、家庭もなごやかになると程恵芳代表は言う。
そして程恵芳代表はこう建議する。男性の「産休」は7日から15日間とし、この期間の基本給と福利の待遇は変わらず、雇用者側は産休のために、採用や仕事の割り当て、給料の調整を不公正に行ってはならない。
「チャイナネット」2008/03/10