ここ5年、中国のロボット市場は急成長し、世界で最も成長が速い市場となった。『Nikkei Asian Review』の報告によると、9月上旬にベルリンで開かれたIFA 2017(国際コンシューマ・エレクトロニクス展)にサービスロボットを出展した企業の約9割が中国企業だった。本社を深センに置き、時価総額400億元に達する新松機器人自動化有限公司(SiasunRobot&AutomationCoLtd)の商品の3分の2が外資系企業で使用されている。30カ国以上に輸出され、その半分が「一帯一路」提唱に参与している。新松機器人と同様、自動化・AI・インテリジェント商品分野の老舗ロボットメーカーやベンチャー企業も技術優位性の確立とグローバル化に力を入れている。中でも、国際協力、企業合併、海外の研究センター設立はグローバル化の主な手段となっている。
中国が発表した『ロボット産業発展計画(2016–2020年)』によると、自主ブランドの工業ロボットの年間生産量は2020年までに10万台に達し、6軸以上のロボットの年間生産量は5万台に達する。サービスロボットの年間売上高は300億元を超え、高齢者や障害者の介護、リハビリなどの分野で小規模生産・応用される見通し。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月7日