中国東方航空が先ほど正式にボーイング社に賠償請求を行ったことに続き、中国国際航空、中国南方航空も22日、ボーイング737MAX8の長期に渡る運航停止、納入の遅れによって被害を被ったとして、同社に正式に賠償請求を行った。
エチオピア航空のボーイング737MAX8が3月10日に墜落すると、中国民航局は航空安全を保障するため世界に先駆け運航停止令を出し、航空各社に対して商業飛行の停止を求めた。
国内の航空会社は現在、同機種を96機使用しており、多くの納入が遅れている。業界関係者によると、今回の運航停止は航空各社に大きな損失をもたらしており、この損失は現在も拡大を続けている。
中国民航局航空器耐空性認定司の徐超群司長は先ほど、「民航局は要請に応じ、米連邦航空局がつくる技術審査チームに技術専門家を派遣している。同機種の運航再開には、耐空性の再審査、必要な改造、パイロットの効果的な訓練、事故調査の結論で明らかになる安全問題の解消を確認し、飛行安全の万全を期する必要がある」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年5月23日