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国連レポート:中国の経済成長は発展途上国の経済発展をけん引
発信時間: 2008-01-10 | チャイナネット

国連は9日、『2008年の世界経済情勢と展望』レポートを発表し、2008年の世界経済成長率はさらに低下すると指摘した。2007年の世界経済成長率は2006年の3.9%から3.7%に低下しており、2008年は3.4%にとどまると予測している。2007年の世界経済減速の主な原因は、米国の経済成長率の低下が背景にあるとの見方を示している。

今年の先進国の経済成長率は2.2%に鈍化し、うち米国は1.9%、日本は1.8%、ユーロ圏は2.1%になると見られている。発展途上国の経済成長率もいくらか低下するが、なお歴史的高水準にあることは間違いないとしている。

▽中国の経済成長はその他の発展途上国の経済の発展をけん引

中国の世界経済における地位は着実に上昇している。2007年、中国経済成長が世界経済成長に寄与した割合は17%で、2001年のWTO加盟以降、中国とその他の国や地域との貿易往来は増え続け、貿易の伸び率は世界平均の3倍になっている。この傾向が維持されれば、2009年に中国は世界で輸出額が最も多い国になるだろう。

▽発展途上国は2008年に引き続き高成長を維持

2008年の世界経済成長率は3.4%で、経済成長率がわずかながら低下している発展途上国も、高い伸び率は維持するだろう。2007年の発展途上国の経済成長率は6.9%で、2008年は約6.5%になる見通しだ。中でも、中国は10.8%、インドは8.4%、ロシアは6.5%、ブラジルは4.5%となる。アフリカ諸国の2007年の経済成長率は6%近くで、2008年は6%を上回ると予想されている。

「チャイナネット」2008年1月10日

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